コーチングとは何か
会話を通じてクライアントの本当の課題や悩み、目標や目的を聞き出します。
そして、クライアント自身の中にある「答え」や「答えを見つける方法や意欲」を引き出し、クライアント自身に気づかせ、行動へ繋げます。
近年では、キャリア（ビジネス）コーチング、エグゼクティブ・コーチング、転職コーチング、起業コーチング、スポーツ界でのコーチング、学業分野でのコーチング、結婚コーチング等の専門分野に特化するようになり、様々な場面で使用されています。
GROW アプローチ
GROWアプローチとは、目標達成と課題解決のアプローチ方法のことです。
コーチングは、GROWアプローチという基本の流れを使いながら行います。
Goal
目標や目的
Reality/Resource
現状把握
（今、どうなっている？）
Options
選択肢
（計画）
What’s next
次は何をしますか
（行動）
GOAL（ゴール）
Gは、GOAL（ゴール）のことで、目標や目的です。
本当にしたいことは何か、実現したい成果とは具体的になんなのか、それが手に入るとどうなるのか、いつまでに達成したいのか、等を明確にしていきます。
Reality（リアリティー）、または、Resource（リソース）
Rは、Reality（リアリティー）、または、Resource（リソース）のことです。
今どうなっているのか、経営コンサルティング的に言えば、分析や評価をして現状を把握することにあたります。
さらに今使える資源や資産である、知識・経験・資金・人脈・資格・製品・サービス・強み・チャンス等にどんなものがあるかを、先入観や制限を外して棚卸しをします。
Options (オプションズ)
Oは、Options (オプションズ)、選択肢の創造と言います。
今、出来ることにはどんなことがあるかを、どんどん出して行くアイデア出しにあたります。
選択肢や可能性を広げ、具体的な計画にしていきます。
目標に対して、今はどんな状況にいるかをギャップ分析し、何が出来るか、何をするべきかをコーチングの問いかけを使いながら見いだしていきます。
自分だけで考えるよりも、コーチに問いかけられながら、また、傾聴されながら行うと、簡単にたくさんの前向きな考えや、気づきが引き出されていきます。
Will（ウィル）または、WhatNext（ワットネクスト）
Wは、Will（ウィル）または、WhatNext（ワットネクスト）のことです。
目標達成への意志決定や次に何をしますか。という意味です。
計画が出来たら、「やりたい、出来る、やろう！」と気持ちを鼓舞することが重要です。
「何かをしようと思うだけでは、現実世界は１cmも動かない」という言葉があります。行動するためには、まず最初にするべきこと、「今週はこれをして、この成果を出そう。だから今日これをしよう！」という明確な行動計画が必要です。
今、何をすれば自分の本当にやりたいことである目標に近づけるか、を明確にしていきます。
自分が何をするべきかをコーチングで明確にする
失敗するには理由があります。
それは突き詰めれば「やるべきことをやっていない」か「やってはいけないことをやっている」の２つです。
さらに掘り下げれば、「知らないから」「わからないから」 という原因が見つかります。
人は知らないことや、わからないことで失敗をしやすいものです。
したがって、自分が何をするべきか、 何をしてはいけないかをコーチングで明確にすることは、失敗を防ぎ、成功へ向かう力を強くするのです。
「わからない、怖い」を、「わかる、希望を感じる」に変える
悩みとは、「どうしたらいいかわからない」「どんどん悪くなったらどうしよう」という、「わからない」「怖い」 という２つの不安な想いです。この感情は強力ですので、早く解決しないと、どんどん大きくなってしまいます。
例えば、
- 仕事の問題では、目の前の案件に対して「どうしていいかわからない、このまま悪くなったらどうしよう・・・」
- 会社の経営では、「会社の売上げが下がっている、どうしたらいいかわかわない、倒産したらどうしよう・・・」
- 独立開業では、「独立してうまく行くかわからない、失敗したらどうしよう・・・」
- 結婚では、「この相手でいいのかわからない、失敗したらどうしよう・・・」などです。
コーチングの世界では、「上手くいかないのは、上手くいく方法を知らないからである」という言葉があります。
コーチングによって「わからない、怖い」を、「わかる、希望を感じる」に変えることにより、不安を克服することが出来るのです。
お客様の声
コーチングセミナーを受講されたお客様の声をご紹介しています。